災難な宇宙人
・ 逆襲のハナハナ団
第２章 ハナハナ団 大混乱 ★全員ゾロゾロ舞台に歩いてきて、 各自セリフを言って、座っていく せく「ホントに死んでたわねえ、ハナハナ様……」 忍者「なかなか立派な死に顔だったでござる」 幽霊「なんまんだぶ なんまんだぶ」 ロボ「ロボ子ダケ 見レテナイ ブー」 タコ「子供が死体なんか見ちゃいかんタコよ さてしかし、これからどうするんタコ？ お葬式その他の手配はおいといて、 悪の組織って ボスが倒されたら壊滅タコ？」 せく「そうなんじゃない？ うちハナハナ様のワンマンだったし」 タコ「ううん 就職初日に失職とか 最悪だタコ 吾輩の生活どうなるんタコ よよよよ」 せく「あらまー、よく泣く子」 忍者「あきらめるのは早いでござるよ、タコ殿。 まだ壊滅と決まったわけではござらんぞ」 タコ「ほ？」 忍者「そう、たとえば皆でハナハナ様の遺志を継ぎ ハナハナ団あらためニンニン団結成！…とか」 タコ「ほ、ほほう…… その残念な感じのネーミングはおいとくとして あんた意外と野心家だったタコな……」 忍者「えへ」 幽霊「これこれ、お前さん 気が早すぎるぞう せめて三回忌くらいまでは喪に服してじゃのー」 タコ「あんたはあんたで気が長すぎるタコ」 幽霊「そんでもって、ハナハナ様が無事に成仏したら わしが責任もってユーレー海賊団として復興をじゃな」 タコ「こら、さり気に団の趣旨変えるんじゃないタコ お前らちょっとは故人を悼む気見せるタコ！」 ロボ「オトナッテ ダメネー」 せく「ほんとよねー でもさ、ボスの座争いは好きにしてくれていいんだけど ハナハナ様、間違いなく殺されてたわよね？ 犯人いると思うんだけど、ほっといていいの？」 タコ「そういやそこ重要タコな あんたら、犯人に心当たりないタコ？ やっぱ悪の怪人らしく、正義の味方にやられたタコ？」 忍者「んにゃ うちらと正義の味方、 お互い飯のタネをなくさない程度に つかずはなれずがモットーでござるし」 タコ「何つーただれた関係タコ…… しかし、ほいじゃ金目当ての強盗とかタコ？」 幽霊「まあ、ハナハナ様は小金ためこんでるけどのう ここ一応アジトじゃし、強盗は入ってこんと思うぞ」 ロボ「ロボ子ノ警備セキュリティーハ盤石ダヨー 関係者以外 ゼッタイ入レナイヨ」 タコ「ほー、そいじゃハナハナ団の怪人じゃないと ハナハナ様は殺せないタコなあ …………アレ？」 せく「んー これって ひょっとして アレかしら」 タコ「ちょ、ちょ待つタコ まだ吾輩 心の準備が」 せく「犯人は この中に いる！」 「「えええええええええええ！？」」
