逆襲のハナハナ団
ラジカセ「ワン ツー ワン・ツー・スリー・フォー
♪じゃんじゃかじゃーんっ じゃかじゃんっ♪
♪愛憎うごめくカバリア島に〜♪
♪咲かせまくるぜ 銭の花〜♪
♪好きな言葉は 銭! 金! ゲルダ!♪
♪命の限り むしりとれ〜♪
『説明しよう! 秘密結社ハナハナ団とは、
『カバリア島の経済を牛耳るために作られた
『世界征服も企む わっるーい組織である!
♪あ〜 あ〜 われら極悪ハナハナ団♪
♪地獄の沙汰も 金しだい〜♪
(ぺこり 」
キャスト タコ怪人 : ゆがみ
(敬称略) ユーレー怪人 : しょうかく (漣)
セクシー怪人: ねこもちゃ (カフェモチャ)
ニンジャ怪人: モスオーキッド (タータリアン)
ロボ怪人: ウサギ1号☆(猫サクラ)
ハナハナ様: -橙花-
ラジカセ : ラジカセ (kawana)
第1章 導入
タコ「タコッ
うむ、というわけで我輩は
世界に混乱と恐怖を与える 激悪タコ怪人だタコ!
しかし、いくら我輩が凶悪無比とはいえ
バイト先が悪の秘密組織ってのは冒険しすぎたかもタコ
ほかの怪人があんま怖くないといいタコが……
どきびく」
幽霊「んばあー」
タコ「○○×■Σ!!!??」
幽霊「おお、いいリアクションじゃのう」
タコ「み、身が縮むかと思ったタコ
あんたがそれやるとシャレにならんタコ…!
えーと、確か怪人はコードネームで呼ぶタコな。
あんたはユーレー怪人だったタコか?」
幽霊「そうそう、秘密組織だからの。
わしは悪のユーレー怪人じゃぞう。
よろしくの、海坊主」
タコ「タコ怪人だタコ!
ところでユーレー怪人、
我輩、お給料だけでこの仕事選んじゃったから
肝心の仕事内容あんま聞いてないんタコが、
怪人っちゅーのは何すればいいタコ?」
幽霊「んー わしも入ったばっかじゃからなあ
まあ、今日は初日だし、アジトの案内と
他の怪人との顔合わせくらいじゃないかの?
ちゃんと自己紹介とか考えとくんじゃぞうー」
タコ「悪の組織の割にフツーすぎやしないタコか…
他の怪人って どんくらいいるタコ?
やっぱヤバ悪いやつばっかタコ?」
幽霊「そうさなー 幹部の怪人はあと3人おるけど
わしが説明するよか、会った方が早いと思うぞ?
おーい だれかー おらんのかのーー」
タコ「ちょ、ちょ待つタコ 心の準備が」
ロボ「ナーニー」
★ ロボ子、トコトコ現れる
ロボ「ヨンダ?」
幽霊「おお、ロボ子ちゃん、そこにおったんか」
タコ「ん? こんなチビッ子が怪人タコか?」
ロボ「チビッ子ジャナイヨ ロボ怪人ダヨ
怪シイタコ、オマエ、ナニ?」
タコ「な、ナニってお前 失礼ながきんちょタコな」
ロボ「ムッ
サテハオマエ、侵入者ダナ!
即刻排除スベシ!テイッ」
★ ロボ 爆竹等で容赦なく攻撃
タコ「ま待て待て はは話せば分かるタコ
ほんぎゃーー」
ロボ「ソリャッ トリャッ」
幽霊「ホッホ ロボ子ちゃんは元気じゃのー」
タコ「あほー、何のん気に見守ってるタコーー
やめてやめて タコは熱に弱いタコーー」
幽霊「おおう、すまんすまん
これロボ子ちゃん ストップストップ」
★ ロボ子、やめない。タコ、地に伏せて泣く。
★ ここでセクシー怪人あらわれ、ハートとかでロボを止める。
せく「どしたの、こんなとこで。何か楽しいこと?」
ロボ「ア セクシーチャン オカエリー」
幽霊「おお、おかえりセクシー怪人、
またジュバンニと対決してきたんかの」
せく「うふふ、だってえー
プライド高い男泣かすの、楽しいんだもん
それより、このおっきなタコさん、どしたの?
何かめそめそしてるけど」
タコ「初日からイジメとかヒドいタコ めそめそ」
ロボ「不審者ダヨ」
幽霊「いやいや、今日から新しく来たタコ怪人じゃよ」
せく「ふうん、新人さん?」
★ セクシー、タコに近づいてキスエモ。
タコ「ほんにゃ!」
せく「うふふ、かわいーの。よろしくねタコさん♪」
タコ「さ、最近の若いおなごははれんちタコ…
あんたら、ユーレー怪人が言ってた幹部の怪人タコ?」
ロボ「ウン、ロボ子モミンナモ幹部ダヨー」
幽霊「みんな集まってきたし、そろそろ紹介始めたいのう
あと一人でそろうし、探してこよか」
せく「んー でも、あの人のことだから
そこら辺に潜んで見てるんじゃないかしら」
忍者「ご明察でござる セクシー殿」
タコ「ん?」
★タコがキョロキョロしていると、
忍者、変なとこから普通に出てくる。
(※劇の始まる前から変な物影に隠れている)
タコ「うおう!
あんたずっとそこにいたタコか」
忍者「うむ、いかにも。
これぞ忍法いないフリでござる。
拙者はニンジャ怪人と申す。よろしくどうぞ」
タコ「…またキワモノが出た…」
忍者「聞こえてるでござるぞ」
タコ「エフンエフン
んーで、あんたら4人が幹部怪人なんタコか?」
ロボ「ソウダヨー」
幽霊「わしら怪人四天王じゃぞー」
せく「まあ、幹部っていうか、ボス以外はこの4人だけなんだけど」
タコ「しょぼっ…」
忍者「聞こえてるでござるぞ」
タコ「エフンエフンエフン
しっかし、ずいぶん小規模な悪の組織タコな
吾輩 ちゃんとバイト代もらえるタコ?」
ロボ「ロボ子、オ給料ガワリニ 重油モラッテルヨー」
幽霊「わしもたまにお線香あげてもらうくらいじゃの」
タコ「あんたら、参考にならんにもほどがあるタコ…!」
せく「大丈夫よー うちのボス、お金関係きっちりしてるから」
忍者「ボーナス査定とかもあるでござる」
タコ「へ、へえ… それはそれで何か怖いタコが
ほいで、そのうわさのボスは どこタコ?
吾輩、今日まだちゃんと会ってないタコ」
ロボ「ソウナノ? ロボ子ガ呼ンデキタゲルヨー」
幽霊「おお、ロボ子ちゃんはえらいのう。
どれ、じいちゃんも一緒に探しに行くぞうー」
★ ロボと幽霊、ちょこちょこ抜ける。
せく「んもー、おじーちゃんってば
いっつもロボ子ちゃん甘やかしちゃうんだから」
忍者「教育上よろしくはないでござるな」
タコ「ううん、悪の怪人たちの会話とは思えんタコ
あんたら ほんとに世界征服とかしてるタコ?」
せく「んー あんま自信ないけど たぶん」
幽霊「ぎょええええええええええ」
ロボ「エマージェンシー エマージェンシー」
★幽霊、ダッシュで帰ってきて、どっか物陰でプルプルする。
ロボは普通にトコトコ帰ってくる。
タコ「どど、どしたタコ」
幽霊「はは、ハハハハハ、ナハナハナ」
タコ「ナハナハ?」
幽霊「そそそうじゃなくて ボスが、
ハナハナ様が殺されとるーーーーー!」
「「ええええええええええ!?」」
★全員二人が来た方向にはけ、第1章 おわり。